心理カウンセラーはアナログ

資格を取ったばかりの人が、プロの心理カウンセラーになるには、そして真にクライアントのためになる心理カウンセラーとは、を考えるブログです。

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見立て力アップ講座 vol.3

どんな感情があって、何と何が不一致を起こしているのか、構造的に見立てながら話を聴いていく、という流れを前回までに書きました。
 
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わたしの感覚ではいつでも、感情が先で、
見立てはその後です。
 
感情は思考・行動の源であり、また思考・行動・身体に大きく影響を及ぼす相互関係にあります。
ネガティブな思考やネガティブな行動の根本にはネガティブな感情があります。
ネガティブな感情は、人間を守るための信号ですから、
その感情の目的、何から守られているのか、に目を向けると、
視野が広がる場合があります。
 
これらを含め、見立ては、仮説です。
このクライアントさんはこういう人で、一番言いたいのはこんなことかな、気持ちはこれかな、それともこれかな、これを大事にしているから、こう感じているのかな。
というような仮説を、お話をききながら、いくつかの方向性で立てます。
 
仮説ですから、その後に得るいろいろな情報からどんどん更新していくべきものです。
予約の段階やインテークがあればインテーク、初見のすべての言語・非言語がクライアントさんを表す情報です。
分析したり解釈したり、ということをしがちですが、フラットでいなければいけません。
 
人間理解には多角的な視野が必要です。一つの理論に当てはめるような見方は客観的理解を阻みます。
また、「分析的」「解釈的」応答があるとクライアントは不信感を持つか、あるいは自己判断を放棄しカウンセラーに依存したくなるでしょう。
 
多くのカウンセラーが陥りがちなミスはこれかもしれません。
 
応答の技法で「言い換え」がありますが、
これは本来は理解した後で言い換えるのであって、
カウンセラーが理解しやすいように言葉を変えて応答してしまうと
意味がずれていくので注意が必要です。
 
見立ては修正を前提にした仮説であること、
カウンセラーの独り合点では意味がなく、本当の問題はクライアントと共有して初めて顕在化することを常に意識して、
最適なペースを図ってアプローチしたいですね。

評価から自由でいること。「対等」のはなし

カウンセラーは、仕事を得るまでに挫折しやすい仕事だと思います。

お互いに学び合う場として、10年近く勉強会をしていますが、

今月は4/24日曜日です

なが~く通ってくださる方はほんのすこしで、

あとは出入りがわりとあります。

資格取得後、仕事になるまで学びを続ける人はごくわずか。

 

一つには、なかなか技術に自信が持ちづらいこと。

もう一つは、そもそも自分に自信が持ちづらい人が志すケースが多いこと。

 

が、原因であることは、よくわかるのです。

 

技術力については、

とにかくケース数や、ロールであってもいろんな人のお話を聴かせていただくことが重要です。

そこで、聴きっぱなしだと、成長スピードは遅いので、

セッションで何が起こって、自分はどう関与したかという、

「深い振り返りの経験」をたくさん重ねること。これにつきます。

 

ずっと繰り返すことで、対応力・援助力が上がります。

地道ですがこれが、土台になって、自信がつくのです。

技術を上げたい人はCC協会の実践クラスに来てね。

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今日は、マインドの話もしたいと思います。

 

先日、卵ちゃんたちに、カウンセラーはすべての人と対等でいてね、

と言いました。

 

「対等」。

これ、ロジャーズも言ってることなので、

有資格者なら教科書で必ず読んでるはずですが、

お題目じゃなく本当に自分に問いかけてほしい大事な「あり方」です。

 

目上であっても年下の人にでも、丁寧に接するのは気持ちのいいことです。

でも、丁寧に接するのと上下関係を持ち込むのは別のこと。

 

例えば先輩や、押しが強そうな人と比べて自分を「下」に位置づける人。要注意です。

小さい子に対して、何かを「やってあげるのが当たり前」と思っている人、

逆に子どもだから大人の言うことを聞かせて当たり前、と思っている人もです。

あと、役に立つか立たないかで、自分や人を判断する人も同じ。

 

目の前の誰かを常に、自分より上か下かで見がちな人は、

他者からの視線で自己評価を決めやすい。

人にいい人、役に立つ人と思われないと自分はダメと思っちゃう。

行動のモチベーションが、人に好かれるか嫌われるか、になっちゃう。

嫌われたら嫌だから、自分には荷が重いことや、やりたくないことも引き受けちゃう。

自己犠牲が過ぎちゃうんですよね。

 

大人も子どもも、地位がある人もない人も、役に立つことがあってもなくても、人間はみんな対等。

これを、頭でわかっているだけでなく、体現できることを目指せるといいんです。

どうやったらそうなるか?

まあ、気持ち一つです。

タイトルの通り。評価から自由になる。


どうなったらそうなるか・・・

たくさん話し合って、自分の心理的死角に気づいて、少しずつ腑に落とし込めるような場所も、

作っていきたいと思っていますよ。

 

人の感情が理解できる聴き方をレベル1とするならば、という話。

2年ほど付き合っているクライアントさんがいます。

 

クライアントから学ぶことは、その都度いろいろあります。

付き合いが長くなると、クライアントの変化が大きいので、こちらも今、自分がやっているカウンセリングの意味がわからなくなることもあったりします。

でもその時におたおたしてもしかたないので、

わからないなあーと思いながらも、カウンセラーは「あるがまま」でいることしかできません。

 

意味がわかろうが、わかるまいが、とにかく「あるがまま」つまり自己一致した状態でいることが最善であり、実際はそれしか援助には役立たない。。。と言いたくなる日も、あったりします。

 

カウンセラーとして、最初に学ぶのは、「クライアントの感情を理解する聴き方」です。

これを仮に、レベル1としましょう。

いつも言っていますが、ここはセンスも多分に影響して、

できない人はなかなかできませんが、

カウンセラーでなくても営業でも、教育担当でも、良好な家庭を築くためにも大事だったりします。

 

さて、人の感情を理解できるようになったとしても、

それだけでは職業としてはなかなか難しいです。
何か、問題を見つけなければ、解決した感が共有できません。

自分のサービスは何なのかを説明することもできません。

ということで、次の段階は「クライアントの問題を見立てる聴き方」を学ぶこと。

これがレベル2。

 

ですが。

感情を理解して、問題を見立てることができても、本当の援助ができるようになるとは限らないと、

実際のクライアントを前に悩むことはそれからたくさん、たくさん起こると思います。

なぜか?

見立てるべき、解決すべき問題があるときばかりではないから。

 

ただ、さまざまな要素の巡り合わせで、長く付き合わせていただけているクライアントさんからは、

やはりいつも「今」の気持ちを聴くことだけが援助の道だと、

教えていただいているなあと思います。

 

感情は、変わります。

思考に一貫性はありません。

でも、クライアントも自分も、人はみんな、神様の視点で見れば、大いなる流れに乗っている。。。という見方をしてみると。

カウンセラーとしてできることは、

あるがままでありながら、クライアントのそのときそのときの感情に耳をすませる。

ということに集約されるようにも思います。

 

ということでレベル3は、自分の役割がわかること、ではないでしょうかね^^

 

 

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シニア産業カウンセラーのレベル

産業カウンセラーの試験は、8分間で、感情にフォーカスすること、
そのためにカウンセラーとしてやろうとしたことの自覚が表現できれば合格します。

 

養成講座でそんなの習わなかった! と言われる人がいますが、、、

カウンセラーの役割をなんだと思っているのかな?
事柄を繰り返してばかりいてもなんの解決にもつながらないよね。

 

できる人には理由がない。

できない人にだけ理由がある。のです。


で、感情にフォーカスするというのは、
カウンセリングプロセスで言ったら「問題の把握」の入り口になるわけですね。

産業カウンセラーの資格が取ったばかりの人の多くが、
20分くらいのロールプレイをやってみて、迷走してしまうのは、
感情になんのためにフォーカスするのか、その先に何を目指すか、
そのために何をしたらいいかわからないからです。

 

感情を焦点化した。で、どうする。

っていう分岐点が、とても大雑把に言うと、
インテークの15分くらいでくるのです。

 

ロールプレイ20分してみるととってもわかりやすいんだけど、
残りの5分でやんなきゃいけないことがなされないと、話がぐるぐるしちゃうんですよね。

残り5分で、ケースの方向性もわからないし、やれることの具体策もほぼないことに気づいて、カウンセラーなんてとても名乗れない、何もできない、という事実に愕然とするわけです。
みんなが通る道ねー。
わたしも通りました。15年くらい前。

シニア産業カウンセラーを受けようとする人でも、
このレベルの人が結構います。
当然、合格には遠いです。

 

傾聴を、「話を正確に聴く」ということだと勘違いしている、
としか思えませんが、
当たり前ですがそれではクライアントの心理変容、洞察は起こせません。

 

まれに、カウンセラーが何もしなくても、クライアントが変容することはあります。
相性が良く、クライアントの成長する力もあって、何もしなくてもいい、と判断できる場合もあります。

でもそれは、始めてみないとわからないことですし、
初対面のクライアントに対して最初から期待すべきことではなく、
それを狙うのはカウンセラーとしての責任の放棄になってしまいます。

 

ということで、シニア産業カウンセラーとして合格するレベルは、
「何をなすべきかわかっている」カウンセラーということになります。

 

そして、これは現場で仕事を任されるべきレベルとほぼ同じ。ですよね。

見立て力アップ講座 vol.2

カウンセリング力とは、共感的理解力、見立て力、対応力の総合力のことです。
得意・不得意があると思いますので
自覚して、得意なところをどんどん伸ばしていきましょう。
 
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見立て力 No.2

 
さて、感情にフォーカスしながら並行して行うのは構造化です。
 
カウンセラーとしては、感情が理解できるようになったら、次は構造化ができるようになる、という段階に進みます。
 
心理的問題とは、不一致のことです。
何と何が不一致を起こしているのか?
ロジャーズは、経験と自己概念の不一致って言ってますよね。
 
「こうしたい、だけどこれもしたい」「これは嫌だ、でもこれも嫌だ」などは、葛藤ですね。
クライアントの話から、何と何が葛藤を起こしているのかを整理することなども、構造化です。
 
あるいはバーンズのいう、「認知の歪み」という捉え方ができる場合もあります。
とってもよくまとまっているサイトがありました。

認知の歪みの定義10パターン ~ 思考のマチガイを見つけるツール | Fernwelt

万一リンク切れになったら、「認知の歪み」でググってね。
 
葛藤や防衛の背景に、なんらかの不一致があるという見方をすると整理がつきやすくなることもあります。
 
 
この辺りも、自分の中の不一致を一つ一つ見つけていくことを通して、
理解しやすくなると思います。クライアント体験をたくさん積みましょう。
セルフモニタリングも常にやってみましょう。
自分が一番の研究材料ですよ。
 
さてセッションの中で、おおざっぱにフォーカスする方向性の仮説がたったあと、
問題を構造化し、クライアントと共有しようというステップで使える方法として、
たとえば認知行動療法的にカラムに書いてもらうとか、旧論理療法みたいに特定場面をイメージングしてもらって感情を表出してもらう、
などがありますね。
 
これらのやり方は、クライアントに自分でもなんとかしようという意志がある程度必要なのと、
特定する場面によっては表面的問題の特定にとどまる場合もあります。
やはり最初の段階で、しっかり感情と不一致を捉えておく必要があると思います。
クライアントのタイプと目的と契約範囲に応じていろいろ使い分けられたらいいですね。
 
 
見立てに使う時間について質問がありましたが、
固定メニューでしかカウンセリング関係を契約しないような
開業・個人向けのカウンセリングでは、
50分なら50分で最大限にやれることを基準に組み立てれば良いです。
 
組織に関わる場合は5分や15分を有効活用したい、
ということが実際にありえます。
わたしの先輩は5分の立ち話でも、信頼関係を気づいて見立ての一歩は進められると言ってました。
わたし自身は、相談室がひまなとき、喫煙所や休憩所にお邪魔して少しお話しさせていただくなどはたまに発生します。
 
たとえば15分の対話でヒントを見つけて、
光を当てて、その後自己解決できるような種を蒔くことも、
比較的健康度の高いクライアントならできたりします。
 
上司と部下の面談の場所などでも、
それができたらとても効果があるよ。ということで、
短い時間で最大限にプロセスを進められる技術、
「見立て力」を身につけていただければと思います。

 

自分のカウンセリングはこれでいいのか?その3 -カウンセラーのメンタルケア編

クライアントの問題解決が進まないことで自分を責めたり、
クライアントの心の傷や闇を自分がかぶってつらくなったり、
っていうことでいちいち引きずってたらそもそも仕事にならないです。
 
プロとして始めた初期の頃に多少なりともそういう自分に気づいたら、
「線を引く」ということは必ずできるようにならないといかんです。
 
そうはいっても、ケースによってできる時とうまくいかない時がある、のはある程度しかたない・・・
部分もあります。
だからといって自分に向き合うのを先延ばしにしてるとすぐにつぶれますけどね!
 
個別のケースに対してのひっかかりを検証して自分に向き合うのもいいですが、
わたしのオススメは、
自分としての健康度100%、幸せ度100%の状態を知って、
常にそこに戻れるようにしておくこと。
 
そしてその上限をずっと上げ続けることです。
 
自分を幸せに、フラット(こだわりのない状態)に保っているカウンセラーが
一番クライアントを幸せにする、と肝に銘じていただきたいです。
 
一応ここで押さえておきます。
人間の欲求5段階説。
うろ覚えな人はnaverまとめをどうぞー。

matome.naver.jp

下の方の欲求から満たしていって、
5段階目の自己実現と、
最近ではこの上の6段階目にあるとされる「コミュニティ還元欲求」をどんどん追求していくことが人間の幸せ。
という言い方ができると思います。
 
別に全員同じレールじゃなくてもいいですし、
マズローが絶対的なモデルということではなく、目安です。
 
まあ、単純に、クライアントの幸せはなにか? どこに向かっていくのか? ということが目安でもわかっていないと伴走するのも難しいですよね。
そして「わかっている」とは、教科書を読んで知っているだけではなく、
自分の人生に鑑みて飲み込んでいるということなので、
自分が下のほうの欲求を満たして、
5段階目と6段階目をどんどん追求してみるのが、
職業的にもかなり重要だと思うのです。
 
だからあれですね、
カウンセラーという職業を選んでおきながら、
安心安全が満たされてないとか、
愛情や承認に飢えている人、
人のこと世話してる場合ですか? と言いたくなったりしますが、
それについてはまた。ダメってことではないですよ。
仙人ばかりがカウンセラーではつまらないもんね。
 
わたしもかなり自分の欲求を満たしてきて幸せですけど、
もっともっと! と思ってますです。
 
ってことで究極のメンタルケアは、
マイナスをゼロにすることでなく、
プラスをどんどん伸ばしていくこと、です。
 
人の悪い気をかぶって影響を受けやすい人は、
自分の軸が弱いので、
鍛える必要ありですね。
 
気が向いたら具体的なことを書こうかな。
本質的にはこの記事に書いたことがすべてですよ。
個別に相談したい人は、

見立て力アップ講座 vol.1

本編の前に、準備というか前提条件を少々。
どんな心理療法も、傾聴力の土台があって、初めて効果を奏します。
そして通常、面談は、契約関係と目的をはっきりさせる枠組みを作るところから始めます。
慣れないうちは、なあなあにしてしまうこともありますが後々カウンセラーの首をしめることになります。
 
カウンセリングの目的、
クライアントのニーズ、
できることできないこと、
大きい目標が合意されていることはもちろん、
今からなんの話をするのか、
残りの時間をどう使うのか、
認知行動療法でいうアジェンダ設定を意識するとよいでしょう。
 
時間の意識は大切です。
カウンセラーの応答がよくないと、
クライアントは「本当に聴いてほしいこと」まで話がたどり着かないということはよくあります。
特に一コマいくらでお金を頂いている契約では、
時間内でステップを少しでも進め、
問題の見立てに近づくことがプロとして必要です。

 

  • 見立て力 No.1

いわゆる場面構成を終え、クライアントと信頼関係を築き、
主訴を共有したら、
いよいよ問題の核心にせまります。
ヒントになるのは、
「いま、ここ」のクライアントの感情です。
 
 
 
感情とは何か。
カウンセラーたる自分はわかっているでしょうか?
 
「クライアントの気持ちを聴いてください」とトレーニングの場で言うと、
一生懸命「気持ち」に焦点化しようとしているつもりで、
それって状況だったり、思考だったりしています。
 
「お父さんと弟さんが仲が悪いので、悩んでおられるんですね」→状況
「お父さんと弟さんが仲が悪くて、なんとかしたいと思われているんですね」→思考
状況があって思考があって、さらに感情があるはずですよね。それを聴くのが最初にすべきこと。
 
状況や過去の話や、
本人以外の第三者の話を延々と説明させてしまっては、
一向に問題が見えてきません。
 
状況、過去、第三者を含む事柄については、大事なキーワードにしぼって応答します。
技法で「繰り返し」というのがありますが、
 
基本的にカウンセラーが繰り返して伝えた言葉は
クライアントはもっと説明したくなります。
話が脇にそれる原因です。
これ、自分がクライアントの経験をする時に振り返ってみると、
あるいは逐語記録なんかを読み返してみるとよくわかりますよね。
 
本論の前の枝葉について、
いちいち繰り返していては時間がすぐにすぎてしまいます。
クライアントのペースを尊重しながら、
できるだけ短い時間で「今、ここ」の感情とその対象にフォーカスするか。
これが最も基礎的な傾聴の技術です。
 
 

感情について、いろんな学び方がありますが、

まず簡易版としてwiki感情の一覧を見て、日常シーンで言語化できるようになりましょう。

 

人の言葉から「感情」をくみとれるようになるには、自分自身の感情をしっかりと認識する(「ある」ことを感じ、ぴったりする感情用語のラベルを貼る)ことが大事です。

思考は現代人にはとても大事ですが、思考(こうあるべき)と感情(でも悲しい)が不一致を起こしている場合も多いので、両方をきちんと理解できるようになりましょうね。

 

感情は、言葉でクライアントから出る場合もあるし、(「悲しいんです」etc)

感情を込めた事柄や思考の言葉として出る可能性もあります。

ただ、「共に感じる」共感的理解ができるレベルに昇華した言葉として、最初から表現してくれることは稀です。

 

クライアントが最初から、「ほんとうの気持ち」を自覚できていたら、ほとんどのケースは悩まなくてもすんでいます。

 

逆に言うと、

カウンセラーが共感的理解ができるくらいまで、

クライアントに今ある感情を見つけて、結晶としての言葉にしてもらう必要があります。

ここが共同作業になるので、プロセス1の信頼関係が重要ですね。