自分のカウンセリングはこれでいいのか?その3 -カウンセラーのメンタルケア編
クライアントの問題解決が進まないことで自分を責めたり、
クライアントの心の傷や闇を自分がかぶってつらくなったり、
っていうことでいちいち引きずってたらそもそも仕事にならないです。
プロとして始めた初期の頃に多少なりともそういう自分に気づいたら、
「線を引く」ということは必ずできるようにならないといかんです。
そうはいっても、ケースによってできる時とうまくいかない時がある、のはある程度しかたない・・・
部分もあります。
だからといって自分に向き合うのを先延ばしにしてるとすぐにつぶれますけどね!
個別のケースに対してのひっかかりを検証して自分に向き合うのもいいですが、
わたしのオススメは、
自分としての健康度100%、幸せ度100%の状態を知って、
常にそこに戻れるようにしておくこと。
そしてその上限をずっと上げ続けることです。
自分を幸せに、フラット(こだわりのない状態)に保っているカウンセラーが
一番クライアントを幸せにする、と肝に銘じていただきたいです。
一応ここで押さえておきます。
人間の欲求5段階説。
うろ覚えな人はnaverまとめをどうぞー。
うろ覚えな人はnaverまとめをどうぞー。
下の方の欲求から満たしていって、
5段階目の自己実現と、
最近ではこの上の6段階目にあるとされる「コミュニティ還元欲求」をどんどん追求していくことが人間の幸せ。
という言い方ができると思います。
別に全員同じレールじゃなくてもいいですし、
マズローが絶対的なモデルということではなく、目安です。
まあ、単純に、クライアントの幸せはなにか? どこに向かっていくのか? ということが目安でもわかっていないと伴走するのも難しいですよね。
そして「わかっている」とは、教科書を読んで知っているだけではなく、
自分の人生に鑑みて飲み込んでいるということなので、
自分が下のほうの欲求を満たして、
5段階目と6段階目をどんどん追求してみるのが、
職業的にもかなり重要だと思うのです。
だからあれですね、
カウンセラーという職業を選んでおきながら、
安心安全が満たされてないとか、
愛情や承認に飢えている人、
人のこと世話してる場合ですか? と言いたくなったりしますが、
それについてはまた。ダメってことではないですよ。
仙人ばかりがカウンセラーではつまらないもんね。
わたしもかなり自分の欲求を満たしてきて幸せですけど、
もっともっと! と思ってますです。
ってことで究極のメンタルケアは、
マイナスをゼロにすることでなく、
プラスをどんどん伸ばしていくこと、です。
人の悪い気をかぶって影響を受けやすい人は、
自分の軸が弱いので、
鍛える必要ありですね。
気が向いたら具体的なことを書こうかな。
本質的にはこの記事に書いたことがすべてですよ。
個別に相談したい人は、
★シリーズ過去記事
自分のカウンセリングはこれでいいのか?その1 -仕事が決まってから編
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