見立てを重視すると共感できなくなる
見立てというのは、
「話の本質」に迫ることなんだけど、
早くそこにたどり着かなきゃと思うと、
クライアントさんを尊重するっていうことを忘れることがある。
見立ては仮説。検証するためには質問。
って教えるからね。
でも、カウンセラーが訊きたいことを訊く、
それはポーターの「調査的態度」そのものなんだよね。
そしてね、カウンセラー側の脳内活動では、見立ては「思考」なのです。
思考に偏ると、、、
そう、「感じる」が弱くなる。
また、「思考」に偏った質問に対して得られるクライアントさんの答えは?
を考えると・・・
もしかしたら「思考」寄り、かもしれないですね。
クライアントに思考させるのは、
カウンセラーの役目ではないですよ!
少なくとも、メインの役目ではないです。
理想は、「思考」しながら「感じる」。
クライアントさんの感情を、思考を、言葉の意味を、存在を、感じる。
いきなり最初からはできない。
でも見立てを前提に、言葉の端々や、観察から得られる情報を統合すること、つまり「判断」をたくさんやるトレーニングの過程で、素材への感度も上がっていく。
だから、見立て力アップ講座では、
まず共感力が下がるところから始まる。
見立てを重視すると共感できなくなる。一時的に。
自覚できてきたら、次のステップがあるのです。
おかげさまで人数が増えまして、
クラスを二つに増やそうか検討しています!