心理カウンセラーはアナログ

資格を取ったばかりの人が、プロの心理カウンセラーになるには、そして真にクライアントのためになる心理カウンセラーとは、を考えるブログです。

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逐語の添削をしてて感じること

来月がシニアの試験なこともあって、

逐語記録の指導を行う機会が増えています。

 

シニアのレベルは、「クライアントに変化が起こせる」なんですが

(もはや断言していますが、これを明言する人あまりいないと思うので

私見と受けとめてくださいませ)

 

変化が起こせても、

どういう変化なのかをあまりよく理解されてないシニア産業カウンセラーの方って

わりと、いらっしゃるんですよね。

 

洞察が浅い。

  あ、言っちゃった。。

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ま、いいんですよそれでも。

実際、援助にはつながっている場合も多いし、

シニアの資格は取れちゃうと思う。

 

でもさ、やってておもしろさは半減だと思うのよね。

おもしろさ、求めてないならそれも別にいいのでしょうが。

でも、再現性もないよね。

 

すっきりして帰ったクライアントが来ても、

自分のどんな応答が、どう影響して、どんなふうに気持ちが動いたのかがわからないと、

同じことはもうできないじゃない?

とか、継続になった時に、次の段階に意図して進めないじゃない?

 

繰り返しますが

理解が伴わなくても変化を起こせる天然カウンセラーというのはいるので、

自分がそうだと思う、そういうのを目指したい人は別に読まなくてよし。笑

 

クライアントの小さな心境変化が、

明日の行動につながるんだよ。

カウンセラーは自分の応答が、どんな小さな「さざなみ」を起こしたのか、

自覚できるとすごくおもしろいと思うんだ。

 

だから、逐語記録はものすごくふかーく読み込むことをお勧めします。

音源データを聴き直す、というのと、

文字起こしを読むのでは違う発見があるのです。

 

クライアントが使った言葉には、

区切りの一つ一つ、助詞や接続詞、接頭語接尾語の一つ一つ、

もちろん沈黙にも全てに、そこで語られた「意味」があるんだよ。

 

大筋だけで聞き流したらもったいないよ。

 

今日語ってくれた話は、クライアントの人生の意味の断片なんだよ。

大切に受け取ろうね。