心理カウンセラーはアナログ

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見立て力アップ講座 vol.3

どんな感情があって、何と何が不一致を起こしているのか、構造的に見立てながら話を聴いていく、という流れを前回までに書きました。
 
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わたしの感覚ではいつでも、感情が先で、
見立てはその後です。
 
感情は思考・行動の源であり、また思考・行動・身体に大きく影響を及ぼす相互関係にあります。
ネガティブな思考やネガティブな行動の根本にはネガティブな感情があります。
ネガティブな感情は、人間を守るための信号ですから、
その感情の目的、何から守られているのか、に目を向けると、
視野が広がる場合があります。
 
これらを含め、見立ては、仮説です。
このクライアントさんはこういう人で、一番言いたいのはこんなことかな、気持ちはこれかな、それともこれかな、これを大事にしているから、こう感じているのかな。
というような仮説を、お話をききながら、いくつかの方向性で立てます。
 
仮説ですから、その後に得るいろいろな情報からどんどん更新していくべきものです。
予約の段階やインテークがあればインテーク、初見のすべての言語・非言語がクライアントさんを表す情報です。
分析したり解釈したり、ということをしがちですが、フラットでいなければいけません。
 
人間理解には多角的な視野が必要です。一つの理論に当てはめるような見方は客観的理解を阻みます。
また、「分析的」「解釈的」応答があるとクライアントは不信感を持つか、あるいは自己判断を放棄しカウンセラーに依存したくなるでしょう。
 
多くのカウンセラーが陥りがちなミスはこれかもしれません。
 
応答の技法で「言い換え」がありますが、
これは本来は理解した後で言い換えるのであって、
カウンセラーが理解しやすいように言葉を変えて応答してしまうと
意味がずれていくので注意が必要です。
 
見立ては修正を前提にした仮説であること、
カウンセラーの独り合点では意味がなく、本当の問題はクライアントと共有して初めて顕在化することを常に意識して、
最適なペースを図ってアプローチしたいですね。