心理カウンセラーはアナログ

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シニア産業カウンセラー逐語指導感想③

本当にお世話になりました。
今の私のレベルで最高のものが出来上がったと思います。
シニア試験用の逐語に提出する目的にあった部分の切り取り(15分間)から、本文中のCO発言の振り返りについて等、ひとつひとつ丁寧に指導して頂きました。
特に、私が苦手としていたのは、文章力でした。まだ今でも自分では弱いところですが、プレゼン力のようなものも結果的に問われる…という言葉が相当迫力がありました。当然、自己理解がベースだという事ですね。
提出する部分を変更し、再度すべてを書き直しましたが、今までだと苦痛に感じていた逐語記録の作成が楽しくなっていたのは驚きでした。
霜丘さんからの提案と自分が選んだものを、ちゃんと比較し、納得のできる選択ができたからこそだと思います。
正直言うと、時間がなくて、息切れしそうでしたが、しっかりと指導して頂ける信頼が、最後まで感じられました。
また、信頼できる友人に、出来上がった逐語を読んでいただいたのですが、「正直、嫉妬するほどの出来になってる」と言ってもらえました。
この言葉は私にとって、最高の褒め言葉です。
これからも逐語に沢山触れて自己理解を深めていきたい、まだまだ、ここからだと思っています。

 

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ご友人からの言葉をシェアしていただき

こちらもテンション上がりました。

逐語が楽しくなる、というのはカウンセラーとしてすごいリソースかも^^

 

シニア産業カウンセラー逐語指導感想②

振り返りの書き方や課題、問題点にしても、やはり自分一人だけでは、的外れなことを書いてないだろうか、文章がおかしくないだろうか、、、と不安にかられるばかりですが、きちんと「ここは良い、ここは悪い」と指導して頂けることは心強いですし、こういう表現の仕方があるのか!と感激し、今後自分でも使っていきたいと大変勉強になりました。

また、これも基本でしょうが、CLの話した内容からいろいろ想像を膨らますという作業も、今さらながら基本を学べたように思っています。

逐語記録に正解はないので、最終的には自分の判断になってくるかと思いますが、何かしらの意見を頂けるということは受験しようとする者として、これ以上心強いことはないと感じています。

 

文章の書きぐせを指摘されたことも大きかったです。

仕事で文章を書くことは日常茶飯事のことで、今さらながら指摘されるシチュエーションもないので、今回の機会でなければ気がつくこともなかったので本当に有難いご指摘でした。


自分の住んでいる世田谷区内に指導して頂ける方がいたことは本当にラッキーでしたし、逐語検討3の講座でまったく着地点が見つからない指導を受け、窮地に立たされたことが私にとっては逆に良かったなと思っている今日この頃です。

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シニアコースの逐語検討3で、
迷いに迷ってしまう人は多いって聞きますね。

見つけていただけてよかったです。

 

シニア産業カウンセラー逐語指導感想①

まず今回の指導で私にとって一番大きかった収穫は、今さらながらですが来談者中心療法の奥深さがわかったということです。

 

本当にお恥ずかしいかぎりなのですが、学問的に「こういうことにより、こういう効果が期待できる」ということは頭ではわかっているのです。

しかし、私は自分自身が今まで数多くのカウンセリング体験があるがゆえなのかもしれませんが、自分自身がCLとして来談者中心療法はあまり好きではないというのがあったために、どこかこの療法に抵抗を感じていた部分があったと思います。

(どのカウンセリングであっても、CLを受容して共感するという部分は共通してありましたが)

 

今回2人の方のセッションでまだまだほんの入り口に入りかけくらいの段階ですが、CLの話した内容を伝え返したり、明確化することによって、CLが自身が気付きを得て成長することができるんだということの感覚がうっすら感じられ、この技法の本質的なものがここへきてようやくわかったような気がします。

 

なので、今までであれば今後力を入れて勉強していきたい療法は、認知行動療法だとか交流分析などでしたが、来談者中心療法は基本として外せないなと新たに認識した次第です

 

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来談者中心でもクライアントに変化が起こせる。

その通りですー! 嬉しいシェアですね^^

 

シニア産業カウンセラー試験、提出日ですね

今年はご縁があって、

数名の方の逐語指導をさせていただきました。

いろんな視点があってこちらもおもしろかったです。

 

逐語の試験は、

「セッションでクライアントに変化が起こせているか」

「それを自分で理解しているか」

「クライアント理解と自己理解を表現できるか」

の三点を見られていると思います。

 

前の記事にも書きましたが、

クライアントがそこそこ健康なら、話を丁寧に聴いているだけで

勝手に変化は起こるので、

あとはうまくいったセッションを選んで起こせばいい。

 

(そんなに実力があるように見えないカウンセラーでもシニア資格を持ってる時があるのはこのためですね)

 

実力があっても、それが紙面に表れてない場合には、

添削でかなり底上げできるしこちらもなんの迷いもないんです。

 

迷うのは、

実力はまだまだ途上で面接も拙い。

でも、指導しているうちに「あれっ、だいぶ良くなっちゃったなー」ていう時^^;;

 

わたしがお約束しているのは、

今年度出せる最高の逐語記録を出しましょう、

ということであって、合格を狙わせるってことではない。

そこは、ユーザーもわかっている。

 

なんだけど、本当にその人の最高に逐語記録になっちゃったら、

受かっちゃうかもしれない。。。

お約束した以上手抜きはしない。

それで本当にいいの? と周りに心配かけたりもしています。

 

うーん。何が実力なのか、という問題でもあり、

突き詰めていくと、自分がカウンセリングを何だととらえているのかに

大きく関わる部分ですが。

でも、今やれることに力を尽くすことで自己一致していきます。

 

試験では後述面接もされるし、録音テープきいたらわかるんだから、

ちゃんと実力を見てもらえるはずですけどね!

 

今年度いただいた、逐語指導の感想はこちらです。

シニア産業カウンセラー逐語指導感想①

シニア産業カウンセラー逐語指導感想②

シニア産業カウンセラー逐語指導感想③

逐語の添削をしてて感じること

来月がシニアの試験なこともあって、

逐語記録の指導を行う機会が増えています。

 

シニアのレベルは、「クライアントに変化が起こせる」なんですが

(もはや断言していますが、これを明言する人あまりいないと思うので

私見と受けとめてくださいませ)

 

変化が起こせても、

どういう変化なのかをあまりよく理解されてないシニア産業カウンセラーの方って

わりと、いらっしゃるんですよね。

 

洞察が浅い。

  あ、言っちゃった。。

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ま、いいんですよそれでも。

実際、援助にはつながっている場合も多いし、

シニアの資格は取れちゃうと思う。

 

でもさ、やってておもしろさは半減だと思うのよね。

おもしろさ、求めてないならそれも別にいいのでしょうが。

でも、再現性もないよね。

 

すっきりして帰ったクライアントが来ても、

自分のどんな応答が、どう影響して、どんなふうに気持ちが動いたのかがわからないと、

同じことはもうできないじゃない?

とか、継続になった時に、次の段階に意図して進めないじゃない?

 

繰り返しますが

理解が伴わなくても変化を起こせる天然カウンセラーというのはいるので、

自分がそうだと思う、そういうのを目指したい人は別に読まなくてよし。笑

 

クライアントの小さな心境変化が、

明日の行動につながるんだよ。

カウンセラーは自分の応答が、どんな小さな「さざなみ」を起こしたのか、

自覚できるとすごくおもしろいと思うんだ。

 

だから、逐語記録はものすごくふかーく読み込むことをお勧めします。

音源データを聴き直す、というのと、

文字起こしを読むのでは違う発見があるのです。

 

クライアントが使った言葉には、

区切りの一つ一つ、助詞や接続詞、接頭語接尾語の一つ一つ、

もちろん沈黙にも全てに、そこで語られた「意味」があるんだよ。

 

大筋だけで聞き流したらもったいないよ。

 

今日語ってくれた話は、クライアントの人生の意味の断片なんだよ。

大切に受け取ろうね。

 

傾聴を勉強しようという人へ①

数ヶ月前、心理カウンセラーのレベルについて書いた記事があったのですが、

 

若干抽象的だったので、

今日はどれくらいトレーニングしたらボランティアレベルからステップを経て、就職できるレベルになるのか?

の話をしたいと思います。

 

というのも、

「傾聴やったことあるよ」

「傾聴やってみたいんだよね」

という話と、カウンセラーとして必要な傾聴の到達点には大きな開きがあるなあーと感じる機会が最近あったからです。

 

産業場面では、「ボクも管理職研修で傾聴ってやつを習ってきたからさぁ」っておじさまに言われることがけっこうあります。

いわゆるマネージャーとしての態度・スキルを養成する目的の研修ではせいぜい傾聴の実習にかけている時間は3時間というところでしょうか。それでも長いほうかもしれません。

これで、「できる」とか「わかる」とか思ってる人はいないとは思うのですが、

なんかたまに勘違いもかんじます。

あーハイハイ、要するに黙って聞けばいいんでしょ的な。

 

こういう人が、

あるいはこういう「ボク傾聴習ってきたから、話聴いてあげるね!」な勘違いの上司に話してみて、余計モヤっとした人が、

「傾聴なんて役に立たない!」と言っちゃったりするのはとても残念ですが、

現実よく起こってることのようですよね。

 

また、社協などの第三セクターでやっているお安い傾聴講座。

価格が安いからダメってことではなく、合計トレーニング時間がどれくらい取られているかで、

できるようになることって当然変わってきます。

公共の場所でやっている傾聴講座は、だいたいボランティア養成を目的にしているものです。

2時間程度を5、6日、あるいは6時間×2日など、

10~12時間程度で教えてくれるものが多いですね。

これも中身を、よく見てほしいのですがだいたい、レクチャー部分も合わせて合計が12時間なので、

実習時間は3分の2もなさそうだったりします。

つまり本当に傾聴実習をするのは多くて8時間とかかな?

これだと、到達点は

「傾聴とはどういうものかがなんとなくわかって、相手の話を受容的に聴こうという姿勢が身につく」

というところです。

正確には、相手の話がちゃんと理解できるほどの「傾聴」ではないってことね。

 

いろいろな専門学校やら、各種団体のやっている心理カウンセリング講座でも、

実習数がどれだけ確保されているのか、

これは勉強を始める際に特に重視すべき項目です。

でも、欲張っていろんな心理技法をつまみ食いして、実習数に足し込んでる学校もあるからね。

それだと、どういうのがあるかはわかっても、一つを身に付けるってことにはとてもならないんだけど。

 

通信で取れるカウンセリング的資格も、よく中身をみてくださいね。

実習部分はスクーリングだったら、時間数を確認してください。

 

個人的には、傾聴レベルの次の基準は実習数80時間だと思います。

産業カウンセラーの養成講座は、わたしの時代(2000年ごろ)でもこれくらいは確保されていました。

当時の団体としても、今も含めて、ダントツのトレーニング時間です。

だから選んだようなもんです。

 

それだけやって、ようやく7割くらいの人が、人の話をある程度「正確に」聴けるようになる。

ある程度ってどれくらいなのかは、細かくはまちまちですが、

わたしが10年くらい指導をしてきての感触は、

15分くらいの話を正確に聴けるようになってるレベル、ですね。

↑これがどれだけ大変か、話を聴くってどういうことか、多くの人はあまりわかってないとすると非常に伝わりづらいかなと思いつつ、書いています。

 

で、ここでもうまとめをしちゃいます。

傾聴レベルと、修行時間と、危機管理力(後述)の目安。

 

1.

実習数10時間程度、傾聴ボランティアレベル。人の話を受容的に聴ける。内容はさほど理解せずとも話の邪魔はしない。「聴いてくれていい人ね」と信頼される。

危機対応力はゼロ。

 

2.

実習数80時間程度、初級カウンセラーレベル。15分程度で語られた内容はほぼ正確に聴ける。鏡のように聴くことができるので、相手の頭の中は整理される。ただし初対面の相手や、苦手分野の話はお互い消化不良になることも多い。

危機対応力1。必要性がわかってる。

 

3.

実習数及びケース数合計250時間程度、中級カウンセラーレベル。40分から60分、語られた内容の大事なポイントを重点的に聴ける。結果として話が整理されるため、クライアントの行動上の迷いが晴れて、次の一歩を踏み出す勇気につなげられる。

危機対応力3から5。困った時の対応策を知っている。

 

4.

ケース数、指導数合計1000時間程度。ベテランレベル。時間内に語られた内容以外に、クライアント観察で得られた情報も含めて問題の見立て、解決のための介入ができる。クライアントの価値観を変えるくらいの心理的成長を促進できる。

危機対応力10。ほとんどのリスクは最初から負わない。

 

 

上でいう3とか4とかの実習数・ケース数は目安ですね。

本来は、初級つまり80時間くらいやった時点で自分の課題がわかるようになるはずなので、

課題を効率的にクリアする人と、現状維持、あるいは退化しちゃう人が出てきまして、

時間をかけたらかけただけ上達するってもんでもなくなる。

 

カウンセラーとして就職できるレベルは、

だいたい3くらいです。

シニア産業カウンセラーも、これくらいで合格します。

効率が良くなくても、一応それだけ時間をかければ、多くの人はできるようになるので、

今やってる最中の人は頑張りましょう~。

 

 

ボランティアであろうと人の話を真剣に聴くことには、リスクがあります。

それを教えてもらったり、考えたりする機会がないと、

モチベーションは保てないし下手すると自分がつぶれちゃうことにもつながります。

実習時間とケース時間がある程度あれば、危機対応も少しずつできるようになってきます。

次回、人の話を聴くことのリスク管理の話をします。

 

シニア産業カウンセラー試験、逐語記録の視点その6追加

昨日、書いた記事は基本。

シニア産業カウンセラー試験、逐語記録の基本2016

 

今日、たまたまわたしよりも5,6年前に資格を取られているシニア産業カウンセラー(取得当時の名称は中級産業カウンセラー)の方と久々にお話しする機会がありました。

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今年度、実技指導されている教室のそばでごはん。

 

わたしが気になっていたのは、

新シニア制度に移行して、合格水準は変わるのかどうか。

結論は、ま、そんなに大きく変えられないよね、となりました。うん、だって中の人たちのレベルと大きく差が出たら組織運営ができなくなるもん。

 

ということで、逐語で採点されるレベルは現在のわたしの基準と乖離はさほどないようです。

そんな中、彼も合格する人・落ちる人を見てきて、

わたしとは違うポイントを一つお持ちだったので追記しておきます。

 

6.ふりかえりの視点が「応答中心」か「反応中心」か。

だそうです。

特に、産業カウンセラー協会以外の団体で、例えば固定の心理技法をということですが、長年研鑽を積まれている方は、

その団体のカラー・ポリシーによりクライアントの反応がこうだからカウンセラーの応答をこうした、というように、クライアントの発言を主に捉えたふりかえりになったりするそうですが、

シニアの試験ではこれはNGになるそう。

カウンセラーの応答がこうだから、セッションがこう動いた、というように、カウンセラーの発言を主にふりかえりを書き込むことが大事だそうです。

 

わたしは、まあ、両方コメントを書きますけど、

気づかなかったけれどどっちかといったら当たり前に応答中心ですね。

気づかないうちに古巣の流儀に染まっているようです!